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さて、ホントに5万年ぶりの更新なんですが、それはさておくとしましょう。
今回レビューさせて頂くのは、『英文法Mastery』です。
とりあえず、簡潔に『英文法Mastery』についての私感を簡潔にまとめると
①(※受験レベルを想定した時)『万人』の力を付けることが出来る教材
→様々に多大の配慮がなされている教材なので、学習体験はそんなに辛くもないハズ。
②けれど、サマザマな要因により、『万人』は「魅力」を感じないだろうな。。。とも思う教材。
→それは、この国の英語試験/英語教育/英語学参が生んでしまった、歪みである部分もある。
→でも、『英文法Mastery』自体がもっと配慮できただろう、という部分もある
ってカンジです。

本文がかなりデッカクなってしまったので、前置きは手短にして、さっさと本題に移るとしましょう。
『英文法Mastery』の構成
本書の基本構成は、シンプルです。
①学習する文法事項を含んだ例文がある。
②例文に関する説明がある。
③日本語を見ながら、学んだ形を使って英文を書くExerciseがたくさんある。
④以上を、アルファベットから前から順に積み上げていく。
ハイ。
あえて、それだけと言えば、それだけ。
例文があって、解説があって、問題がある。
「そんな英文法教材、書店に100冊くらいあるだろ」と思う人間もいるでしょう。
ただ、ある程度出来る人間が、『英文法Mastery』を眺めると、違った姿が複数見えてきます。
前提知識を必要としない配列:未習事項がマジで出てこない
『英文法Mastery』では、素直に教材を前から順番に勉強した際、慣れさせるために意図的に顔を出しているだろうモノ以外、まだ説明されていない事項が、マジで出てこないように作られています。
どういうことか。多くの文法の本では、それが「超初級者向け」と題されたものであっても
副詞が最初からこんにちはしていたり
前置詞が何事もないかのように使われていたり
所有格が当然のような顔で座っていたり
します。(※「他の本の多く」とかいうクソデカ語彙を使っていますが、まあ、イロイロ見てきたので許してください。)
『英文法Mastery』では、それが、マジでありません。
んで、ガチスーパー初級で、かつ、「気にする民」にとって、こーいう「説明されていないものが例文に混ざる」という現象、まあまあストレスになりがちなんですよ。

以下、「説明されていないものが例文に混ざる」が起きていると、「気にする民」に「どんな流れでナニが起きるのか、説明しましょう。
はい、まず、「これ、見たことないし、説明もされてないから分かんないじゃん!!!!」というイライラが発生します。
そこで未習事項を無視し、例文をひとかたまりとして丸ごと覚えられる人はラッキー。むしろ語学に向いている民でしょう。
でも、下手に真面目な民こそ以下のような哀しみのループにハマります。
「このwithとかofって何だろう……?」
「調べてみよう。前置詞っていうらしい!」
「え、withだけでこんなに用法があるじゃん。全部覚えるの?」
「前置詞を理解するには名詞句とか目的語とかいう概念も必要なの?」
「名詞句って何?????」
みたいな。
三単現のsを付ける練習をしたかったはずなのに、気づいたら、inとatの違いを一生懸命学んでいる。(※こういうのって、どうせ「大量にインプット」しないと分からないのんですけどね)
おんなじセリフを書きますが、『MASTERY』では、それが、マジでありません。
分かるものの上に、分かるものを少しずつ載せる。
この、当たり前のようで実現が難しいことが、かなり徹底されています。

そして、逆に、「扱ったもの」は、自然に何回も出てくるように作られています。
「死んだ英文」が採用されていない。
ただ、「未習事項を徹底的に避ける」という条件だけで考えると、陰glish BLOG脳内データベースを漁ったとき、満たしている本は、他にも思いつかないことはないです。
例えば、『Super Step 中学英文法 1~3年』なんかは、その辺がけっこう徹底されています。
しかしながら、『Super Step』の、「アルファベット、単語、文」を除いたときの最初の単元、「動詞と文 (1) 一般動詞・現在」にある例文たちを見てみましょう。
I walk.
I run.
I swim.
んー、この英文、どんなときに使うのでしょうか……。
少なくとも私には、アクアスロン(※ランとスイムのタイムを測る競技。チャリなしトライアスロンのイメージ)の選手が、一周回ってバチクソオシャレな文脈で言っている図くらいしか思いつきません。
「私は、歩く。私は、走る。私は、泳ぐ。」
何かのCMならアリかもしれないですね。でも、日常で使う英文としては、かなり謎です。
そして、こーいう現象は『Super Step』に限った特徴ではありません。
ソースは主観ながら、「未習事項を出さない縛り」を何とか守ろうとしている教材の多くが、英文の自然さを犠牲にしています。(※ぶっちゃけ、「未習事項を出さない縛り」なんぞ知ったこっちゃないタイプの初学者向け教材でも、かなりの確率で犠牲になっていますけどね。)
極端な例として、チョムスキーっておじいさんが作った、めっちゃ有名な例文を紹介しておきましょう。
Colorless green ideas sleep furiously.
無色の緑の考えがモーレツに眠る。
これ、統語論ってヤツ的には、何も間違っていません。文法的には成立しています。
これを使って、「形容詞の位置」「名詞の複数形」「第一文型」「副詞」などを説明する気になれば、できます。
でも、意味不明な例文なのは自明でしょう。こんな英文を大量に音読しても、「自然な英語」は身につきません。
多くの文法教材では、程度の差こそあれ、これと同じような現象が起きています。
お手元の教材を開き、例文の和訳を声に出して叫んでみてください。

いや、こんな日本語、人生で一回も使わなくね????
となっている確率は、決して低くないと思います。
『英文法Mastery』の英文は、序盤からちゃんと使い道がある
それに対して、『英文法Mastery』に出てくる英文を見てみましょう。右に付された(※)は私のコメントです。
I hate homework. (※全人類こんなもんでしょう。)
Babies cry. (※赤ちゃんは泣くもの。手間がかかるのはしょうがない。)
The girl who l like already has a boyfriend. (※悲しいね。)
誰かが実際に言う可能性は、普通にあります。
どの文も、文法項目の学習用として成立しているだけではなく、「どういう状況なら、この人がこれを言うのか」が想像できます。
「使える英語を身につける」ためには、例文に、「文法的に正しい」だけでなく「誰かが何かを伝えるために使える」という性質が必要でしょう。
『英文法Mastery』は、その当たり前をかなり真面目に守っています。
語彙が平易。しかし英文は自然。
さらに、使われている語彙が平易です。
さっきのハナシとかなり被るんで、雑な記述で失礼しますが
平易な語彙を使うと
「私はリンゴを食べます」
「彼はテニスをします」
「これはペンです」
みたいな英文ばかりになりがちなんですけど、これだと、本来の言語の目的であるコミュニケーションが、どっかにグッバイしちゃう。
それが大変うまいこと回避されているってコトです。
平易な語彙だけを使いながら、現実にありそうな「意味」を作る
これ、実は、かなり難しいですよ。
語彙を平易にすると、今度は英文も幼稚になりやすいのに対して、難しい語を使えば、文に情報を持たせるのは簡単なんで。
簡単な語だけで、自然かつ練習対象の文法事項が目立つ英文を作る方が、よっぽど設計力を要求されます。
『英文法Mastery』には、この「気づかれにくいが大変優れた技巧」で書かれた英文が揃っています。
練習問題(※Exercise)が「書く」形で、ほぼ統一されている
Exerciseのほとんどは、日本語に合う英文を一文まるごと書く形式になっています。
文の一部がグレーで示されていて、それをマネして書きながら、グレー部分も含め文全体を書く。
そう。四択問題というクソの形式じゃなくて、「書く」で一本筋が通っています。
以下、「四択問題」への悪口タイム
ぶっちゃけ、「英文法を使える形で身につける」ってのを目的に置く場合、四択問題って、ゼンゼンクソですからね。(※「選抜試験において良問として機能する四択問題」はいっぱいありますが、それとは別のハナシ)

私がよく喩えで使うセリフ。「これからドイツ語を勉強して下さい!」って言われた時、ドイツ語の四択問題、一生懸命解きますか?????
例えば、三単現のsについての以下のような問題に正解できたとします。
He ( play / plays / played / playing ) tennis every Sunday.
この問題なら、every SundayとHeを見て、playsを選べるかもしれない。
でも、この問題が出来ても、「彼は毎週日曜日にテニスをします」を英文にしてください、と言われた瞬間にやらかす人は、無限にいます。
何故か。
主語、動詞、単数複数、三単現、語順ナドナドナドナドという一連の処理の大部分を、選択問題では問題作成者が代わりにやってくれているからです。
あらためて、上の英文を再掲。
He plays tennis every Sunday.
これ、英検準1を受ける民でも、なんなら、UTを受けにいく民でも、咄嗟にノーヒントで書けと言われたら、tennisに冠詞を付けるとか、every Sundaysにするとか、相当数がやっちゃうと思います。
さて、そういう状態の学習者に育ってしまうのを、どうやったら防げるか。
最初っから書きで勉強すればいい
はい。それだけです。
しょうもない四択形式で勉強しないで、最初っから書きで勉強すりゃいいですね。
「入試にライティング出ないんですが。。。」みたいなしょうもない言い訳はもう通用しない世の中です。
だって、どうせみなさん、英検くらい受けるでしょうし。
ってか、ライティングが出ないところを受けるにせよ、基礎的な英文法は、「書ける」「話せる」とかまで仕上げておくべきです。
発信で使えるくらいの「流暢性」を身につけてはじめて、聞きでも読みでも、「正確で速い処理」が可能になる。
基礎事項は、そこまで持って行くべきってハナシです。
バチクソ大切なのに、従来の初学者用教材で強調されないことの多くが強調されている
『英文法Mastery』は、アルファベットの書き方から始まる教材です。
そのため、パラパラと眺めるだけだと、「中学英文法をものすごく丁寧に復習する本」に見えます。
んで、「中学英文法をものすごく丁寧に復習する本」なのは、別にそうじゃないってわけではないんですが、他の書籍ではオミットされるような以下のようなことが、ちゃんと強調されています。
・someとanyを「肯定文と疑問文」で雑に分けない
・時刻や天気を表す「それ」ではないit
・等位接続詞を使う際のサマザマ
・something、someoneなどに形容詞をつける場合の位置
などなどナドナド。
どれも、バチクソ大切だし、読みでも書きでも何もかもでも、バチクソ頻出。
でも、高3の民でも、なーんか、知識として知らないし、もちろん無意識でも使いこなせないことが多い項目なんですよね。
日&英の言語間距離への留意
また、「はじめに」にある通り、「日&英の言語間距離への留意」をしたんだろうな、って記述がケッコウよくあります。
どういうこっちゃかもしれませんので、不正確を承知で、具体例を用いながらメチャクチャ噛み砕いて説明をすると
・所有格
→日本語の「の」にかなりカッチリと対応するので、多くの日本語母語話者にとって習得がカンタン
(※「意味上の主語は??」「名詞構文は??」みたいなツッコミはやめてくれな!!!!)
・5W1Hの疑問文
→疑問文を作るために、語順をガチャガチャ弄るってのは、日本語には全くない概念
→てなわけで、中1の教科書で出てくるくせに、実は多くの日本人母語話者にとって、習得がバチクソ難しい
みたいな話です。
んで、『英文法Mastery』を見てみると、5W1H絡みの「頭の動かし方」がメッチャクチャ詳しいです。
こういうのが書けるのは、まさに、日英両ネイティブなのに加えて、「第二言語としての英語習得」も深く学んでいらっしゃるだろう、駒橋先生の強みでしょう。
けれどもしかし・・・・・・・
以上は、僭越ながら、「ある程度見れる人」が見た時に始めて気付ける「良さ」です。
別に罪でも罰でもないんですが、「英文の自然さ」とか、「日英の言語間距離への配慮」とか、まあそこそこ出来る人じゃないと気づけないですよね。
言い換えると、「最大の良さが学習者に伝わりにくい」教材に仕上がっています。
「最大の良さが学習者に伝わりにくい」ってのは、それすなわち、買われにくい。そして、使われづらい教材なんですよね。
教材は、使われた時に、はじめて意味がある。
これは構造上どうにもならないんですが、しかし、まずそこがもったいない。
他にも、『英文法Mastery』に対しては
「やっぱ、しゃあないんだけど、これのせいで、中々一般ピーポーには刺さらないだろうな。。。」
「うーん、これは、改善出来るんでは。。??」
と思うことが多々あります。
繰り返すんですが、教材は、「買われてこそ」「使われてこそ」意味がある。
僭越ながら、サマザマを、紙面の大幅な変更が必要ない範囲での「こうできたんじゃないかなあ?」という提案と共に、遠慮なく書かさせて頂きましょう。

以下、「一般学習者」を結構派手に貶します。

ただ、「一般学習者」が誰によって育てられるかというと、色んな英語試験、英語教材、英語講師によってなので、究極的に悪いのはそっち側なんすよね。そう。「一般学習者」は哀しい被害者。

しかし、そこをしっかり書くと、本題から逸れた文章を5000字書くことになるので、割愛します。
その①:解説は、噛み砕かれた日本語で書かれているわけではない。
『英文法Mastery』は、図解を大量に使い、先生とキャラクターが朗らかに会話するタイプの本ではありません。
加えて、派手な一般化で、難解な英文法を、キャッチーなフレーズに丸め込む本でもありません。
(※なお、『英文法Mastery』の記述に対して、「この文法用語、ホントクソなのは分かるんだけど、それでも、俺は使うかな。。。(例:過去分詞や現在分詞)」「これは最初は不正確を承知で派手に一般化させて教えちゃうなあ(例:SVOの訳出)」「いやあ、実際、この説明でいいよなあ(例:限定詞の導入)」ナドナドを、個人的にイロイロ思って、最初はそれもサマザマ書いてたのですが、本筋と関係なかったので、ここにほんのちょっと小さく書く以外は、思い切って全て割愛します。)
最初から最後まで、青系の落ち着いた紙面で、例文、説明、Exerciseが、割と淡々と続きます。
(※先述した、5W1Hのハナシがメチャクチャ詳しい、みたいな、「見る人が見たらわかる」のハナシとは別。一般的に見たらそういう印象だろうなってハナシ。)
したがって、一般的学習者が、書店で本書と、「俺は超絶わかりやすいぞ!!!!」的なタイトルがついたフルカラー参考書を並べて開いたとき、後者に吸い寄せられる可能性は高いと思います。
理由はシンプル。
そっちの方が、理解できそうに見えるから。
ただし、個人的には、「学ぶ上において」大した欠点だと思っていない
実は、個人的には、「英語の基礎事項を学ぶ」という観点から眺めたとき、これを大した問題だと思っていません。
どういうことか。三単現のsの習得を例にします。
そりゃ、「全く説明がない」のはまずいですよ。
でも、三単現のsを使えるようになるうえで、「丁寧で分かりやすい説明」が果たす役割なんぞ、ぶっちゃけかなり小さくないですか?
ってか、断言するんですが、小さいんですよ。
なぜか。最低限のルールを見たうえで、自分で使いながら、ちゃんと三単現sを付けられたり付けられなかったりするのを通して、「習得」していくものなんですから。
他にもサマザマ例を挙げてみると
名詞への複数形sの付け方
一般動詞の疑問文を作り方
進行形なら、be動詞と-ing形を使う。
ナドナドナドナド、ぶっちゃけ、かなりの数の英文法項目、ってか、基礎的な英文法の殆どなんぞ、「分かりやすい説明を読んだら/聞いたら、その瞬間に完全習得できるぜ!!!」ってものではないんですよ。
最低限の仕組みを知ったあと、英文を読んで、聞いて、書いて、言って、間違えて、また説明へ戻る。その往復を繰り返す。
その繰り返しの中で、読んだり聞いたりの際に自動的に処理できるようになり、手と口も動くようになり、最初はピンと来なかった説明も、ようやくしっくりくる。
そんなもんなのです。
そして、勝手な断言ですが、『英文法Mastery』も、そういう学習を想定しているでしょう。
でも、初学者はそんなふうに思ってくれないので、販促的欠点に。
問題は、学習者の多くが、そんな学習観を持っていないことです。
彼彼女らは
「説明は、分かりやすければ分かりやすいほど良い」
「ルールを完全に理解しなければ、問題へ進んではいけない」
「一読して分からないのは、ってか、習得できないのは、教材の説明が悪い」
のような、呪いにかかっています。
そんな呪縛にかかった民が、『英文法Mastery』と、具体名は出しませんが、アレとかソレとかの英文法参考書を比べたらどう思うか。
「分かりやすい」説明がカラフルに書かれた方へ、魅力を感じて、そっちを購入して、そっちを勉強するのではないでしょうか。
提言①:思い切って、その旨をもっと強く書いちゃってもいいのでは?
例えば、冒頭に、以下くらい強いメッセージを置いてもよいと思います。
本書では、簡潔かつ正確な説明を心がけています。最初は、説明がしっくりこないこともあるかもしれません。その場合、その場で完全に理解することにはこだわらず、一度読んだらExerciseへ進んでください。答えを見ながらの学習で構いませんので、まずは、問題の英文を正しく書ける、言える状態を目指しましょう。練習を重ねるうちに、説明の内容も自然に分かるようになっていくはずです。
ってか、冒頭以外にも、同じ旨のことを、本文中にも、何度も書いていい気がします。
(※冒頭って、一番大切なことが書かれるんですけどね。恐ろしいほど、みんな読まない。。。。)
「分からない記述があっても、本書の豊富な問題を解けるようにするうちに自然に分かるようになる!!語学って案外そんなものだぜ!!!!」と。
その②:パッと見、「簡単」に見える
先述した通り、『英文法Mastery』は、アルファベットからやっていくくらいゼロベースで、簡単な語彙で自然な英文を書けるように学習していく教材です。
それが強みなんですけど、でも、その強みのせいで、一般学習者のミナサマは、盛大に舐めやがるんではないでしょうか。
パラ読みした際に、「は、こんなの楽勝じゃん??」と。

実際、「書き」ならまあホントにゼンゼン出来ないと思うんですが、彼彼女らは「読んで訳せる英文は『わかる』英文」だと判断しやがるんですよね。。。
提言②:実益ベースで、表紙や帯でもっと煽り散らかす
「読めるから」と基礎を舐め舐めする、舐め太郎さんを、愚かな学習者だと一蹴しないで、救うためにぶっ刺しに行くにはどうすればいいか。
あらゆる本で、一番最初に見るのは、表紙と帯なはず。
じゃあ、そこで刺せばいい。
というわけで、僭越ながら、「こんなんどうですか?」をパッと作ってみました。

だいたいの若者にとって、英語学習の目的は、「(残念ながら)点が欲しい。」ですね。
そこを直接擽ってあげる。
舐め太郎さん、どうせ、ちょっと読めてちょっと四択問題が解けたとしても、模試の英作文とかで、色んなところに赤線を引かれ減点を食らいまくってるはずなんで。
そう。「この本をやったらそこが良くなるぜ!!!」っていうのを、伝えてあげる。いかがでしょうか。
解答集が、紙の別冊ではなくダウンロードPDF。
別に「英語そのもの」とは関係ないんですが、個人的に、ぶっちぎりで一番マズいと思っているところが、これです。
いやまあ、制作側の事情は、理解できるつもりです。
384ページある本に解答まで入れれば、さらに分厚くなる。
別冊を作れば、価格も上がる。
PDFなら修正や配布もしやすい。
分かります。分かりますが、
学習体験としては、これはもう、正直、普通に、率直に悪いでしょう。
答えのPDF、印刷して持ち運ぶのは、まあ嵩張りますね。
スマホでPDFを見れるのはそりゃそうですけど、ホントに人間は驚くほど怠惰。
「PDFを保存してこまめに見る」の一手間さえ、マージでみんなやってくれません
(※「どの生徒がちゃんとPDFを保存したか」が見れるICTが進んだ学校で働いていたんですけど、マジで悲惨です。)
そして、スマホには、LINEもXもTikTokもYouTubeも入っている。
答えを一個確認するために開き、気づいたら大谷のホームラン動画を見るなんて、ザラなはず。
紙の教材が持つ最大の長所の一つは、「勉強以外の何も起こらない」ことです。
そこへ答え合わせのたびに誘惑のカタマリを混ぜてしまう。
ここは、正直、「擁護できない欠点」と思ってしまいます。

大学の教科書とかなら、まあ、「PDFの別紙解答」くらいを耐える知的誠実さを求めていいと思いますがね。。。
解答PDFは、立ち読み段階での訴求力も下げる
書店で本だけを立ち読みしている段階では、Exerciseの答えが見られません。
立ち読み段階で解答PDFまで見に行く人は、別にソースもない私の主観ですが、ほぼゼロでしょう。
つまり、本書のメインコンテンツであるExerciseを、購入前に完全な形で体験できないわけです。

ぶっちゃけ、私も、立ち読みでの第一感想は「え、答えどこにあるの?????」でした。。。。
これでは、「カンタンに見えるサマザマが、実は『書き』でやると、結構間違えるし、それを通して、そいつらのことを正確に理解できてないと気づく」
という、学習体験を与えることができません。
訴求上も、かなりかなり損をしているのではないでしょうか。
①内容をちょっと削ったり、レイアウトを弄ったりして、答えを入れる
②2200円くらいになっていいから、別冊解答を入れる。
などなどの対応が、なんかもういろんな方面のために、速やかに行われるべきと思います。
どんな人に向いているか
率直な感想。
以上のような事情により、『英文法Mastery』は、何の事前情報もナシにポイっと与えられたら
①活字耐性が強い
②英語をとても誠実にゼロからやり直したい
には刺さるけど、そうじゃない人には、中々刺さらないんじゃないかなあ、ってぶっちゃけ思います。
ただ、このブログをここまで読んでいる人は、話は別。事前情報たっぷり。
レッツ立ち読み。解答PDFもダウンロード。
んで、パッと見の印象で判断しないで、説明を読んで、Exercisesをやってみてください。
冠詞を付けるか付けないかとか、複数形とか、バチクソに、相当間違えると思います。
andで3つ以上の物事を並列するときのカンマ、ちゃんと付けられます?
5W1Hの疑問文も、咄嗟に作るの、まあまあ難しいですよ。
関係代名詞と関係副詞の使い分け、咄嗟に、口頭ではできないはず。
そんな人(※そして、それは結構多いハズ)は

『英文法Mastery』をやり込んでみると、英作のしょうもない減点が無くなるのみならず、全体の流暢性の向上につながると思います。