みなさんはじめまして。
陰glish BLOGです。
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[スペック]
・アラサー
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・英検1級/TOEIC990
・元学校教員/元塾講師
・海外経験一切ゼロ。パスポート持ったこともない。
・友達はもちろん少ない。
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さて、大変久しぶりの更新でございます本ブログ。
自らの筆力に衰えがある気しかしない今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、大いに賛否両論を湧き起こしている『八澤のたった7時間で英文解釈』を、リハビリがてら超・端的にレビューしてみようと思います。
(後から気力が湧いたらもうちょっと加筆されるかも)
なお、以下、本記事では「英文解釈」という用語を「SVOCMを意識的に取りながら英文を読んでいく読み方のこと」という狭義で扱うことを、ご承知おきください。
Contents
結論ファースト:『八澤のたった7時間で英文解釈』は。。。
『サイコーに勉強しやすい解釈教材』です。
マジぶっちゃけると(※個人的に)怪しい記述はケッコウあります。
(例:Iそこもうちょっと解説しないの~?ってのがあったり、t... thatのthatが関係代名詞な時は普通にあるやろって思ったり)
Amazonレビューが荒れるのも、まあ正直納得がいきます。
けどね、『サイコーに勉強しやすい解釈教材』であるという輝かしい一点。
何様かと思われるかもしれませんが、そこを、私は高く評価したい。
抽象的ですね、次の見出しから、具体化行きましょう。
「結局何を理解して覚えればいいの?」が圧倒的に分かりやすい
そらもうアレですよ。アレよアレ。
なんせ
インパクト抜群!!!7時間の動画解説!!!
はもちろんのこと
要するにこれを覚えんだよ!!!!ということがたぶんマジで誰にも分かる一問一答
がついております。
他にもイロイロいいトコロはあるんですけど、全部紹介すると間延びしますし、捨象の美学を追求したいお年頃ですし、いっぱい文字を書いている気力もないので、この2点を強調するに留めます。
これが、今までの解釈本には無かった、って、そんな話です。
ある自習室での日常
上の2点の何が革命的かって話を続けましょう。
巷で人気の基礎的な英文解釈本を✨一般的高校生✨に渡して、何も指示を出さないで勉強させると、こういうことが起きるんですよ。
Aくん:日本語も英文も何もかもひたすら全記述をノートに書き写す
Bくん:文法解説に対して魂の全無視をかまし、英→日を一対一対応で丸暗記していく。
Cくん:目を通す。以上。
とくに何か理解をしたり覚えたりという様子はない。
ここで、難題が生じます。
こういう、勉強じゃない何かをやっている悲しきモンスターたちの行動を、その存在を、個々人の責任と捉えるか、教材の責任と捉えるか。
私は、基礎レベルに関しては、教材の責任と捉えたい。
そして、 『八澤のたった8時間で英文解釈』 は、真正面からソイツラに向き合っている。
敢えて乱暴な言い方をしちゃうと、とりあえず動画を見て、とりあえず一問一答を暴力的に覚えれば、「勉強」らしき何かはできる。
ほら、「革新的」じゃないですか?
多分コンセプトに『リー教』シリーズがありますね~(※こっちは『一般的高校生』が読める本では正直ないのですが「勉強から逃がさない」という点において、強い類似性を感じます。)
【レビュー】神本! 基本文法から学ぶ 英語リーディング教本 使い方【黄リー教】
薬袋先生による令和の新刊、「基本文法から学ぶ 英語リーディング教本」端的に言って神本だったので、どうして神本なのかをわかりやすく説明します。
まとめ:『八澤のたった7時間の英文解釈』の何が凄いのか
「ある自習室における
ありふれた絶望の光景」に
正面から向き合った
本であるから
抽象的まとめですが、悲しき現実と向き合い続ける同業には、言わんとすることが分かってもらえるはず。
学習者様相手のコメントもしておきましょう。「悲しきモンスター」になるくらいなら、正確性なんかクソ食らえ。これで勉強しちゃいましょう。
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