【レビュー】英語のハノン 初級 紹介&使い方/やり方 -文法学習革命!

『英語のハノン』の概要と使い方紹介。ぶっちゃけ最強の英文法の参考書。あとはどれだけ広まるか。。。。

みなさんはじめまして。

陰glish BLOGです。

どんな人間なのかは

以下のスペックをご覧ください。

[スペック]

・アラサー

・英検1級/TOEIC900↑

・海外経験一切ゼロ。パスポート未所持。

・友達はもちろん少ない。

・オンライン英会話さえ会話がめんどい。

さて本日は、英文法学習の革命となりうる参考書である『英語のハノン』を、従来の英文法の参考書をディスりつつ、なぜ画期的なのか、その内容と使い方に触れながらレビューしていきますよ。

よろしくお願いします。

英語のハノン紹介の前に-従来の英文法の参考書について

まあ、今までの英文法の参考書って、超ざっくりいうと、「講義系(フォレストとか、予備校が出してる「わかりやすい！！！」みたいなやつとか)」と「ネクステ系」に分類されるとおもうんですよ。

まずは、こいつらの問題点を貶すところから始めましょう。陰キャは否定から入る。そのあと、『英語のハノン』を崇めていきます。

講義系の問題点①:使うために作られてない。

どういうことかって話ですよね。まあ、みんな知ってる三単現のsのルールを書いてみます。

「現在時制の英文で、主語が三人称単数の時は、述語動詞の末尾にsをつける。」

はい、上の説明を読みました！！！！じゃあこれから、動詞には100%sがつけられるようになります！！！！！！！！

うん。んなことないですよね。。。。。

どういうことかっていうと、講義系の参考書には、たしかに、わかりやすかったりわかりにくかったりする説明がくっついてるじゃないですか。

でも、それが理解できるのと、それが使えるのって、完全に別問題なんですよ。

スポーツに例えましょう。野球なんか、「飛んでくるボールにバットを当てて130m飛ばせばバッター大勝利やったね！！！」ってスポーツじゃないっすか。

じゃあ、それ聞けば、明日から野球できるようになりますか？なるわけないですよね？

そうなんですよ。それっぽい用語で説明してみると「わかる」と「できる」って別モンなんですよ。

そしてもちろん、実際に英語運用の時に大切になるのは「できる」の方です。

どんなに三単現のsのルールを知っていても、実際にsをつけられなかったら何の意味もないんですから。(※もっと詳しく勉強したい人は「宣言的記憶」と「手続き記憶」でググろう。)

じゃあ、今までの講義系の本が「できる」まで面倒みてくれてたかっていうと、悲しきかなそんなことはない。。。

「わかる」のところまでは提供してくれても、「できる」ようにするってところに関しては、学習者個人個人の工夫に委ねられちゃってたんですよね。

んで、結局「わかってはいるが英語を使えない人(※これくらいでも受験は突破できちゃうんですが)」が大量発生して「日本で学ぶ英語は使えない！！」みたいな怨嗟のセリフを吐き始めると。。。

ああ様式美。。。。。

講義系の問題点②:用例が少ない！！！

例えば「仮定法過去完了」について学びたいとするじゃないですか。そのページを開いて、「仮定法過去完了」の英文が何文あるか数えてみると

2文！！！

こんなことがザラですよね。でも、冷静に考えて欲しいんですけど、また野球のたとえなんですが、素振りって2回やったら正しいフォーム身に付きますか？？

英文法も同じっすよ。たった2つの用例に触れるだけで身に着けたい文法のことがわかるかって話です。んなわけない。

身に着けさせる気があるなら、もっと英語のシャワー持って来いやって話なんですよ。

ネクステ系の問題点①:これが解けるのと英語が使えるの、全く違う。

じゃあ次、ネクステ系の問題点行きます。

これの問題点はただ一つ、受験を見据えるならいいんですけど、英語を使えるようにするって観点からするとぜーんぜんお話にならないってことですね。

いっちばんおおいの、いわゆる四択問題だと思うんですが、四択って、こんな問題だって解けちゃうじゃないですか。

Jdnvfoiasns  (         )  ndjasndjan jsjasdnajn yesterday.
①skmakyed ②skmaky ③skmakyies ④skmakying

まあ①ですよね。yesterdayあるから過去形っぽい①選んでおしまい。それだけ。

はい。これって「英文法を使ったパズルゲーム」じゃないですか？これやってなんか英語使えるようになります？

知識(わかる)の部分の整理には役に立つとは思いますが、使えるようになるかっていうと、僕は元気に首を横に振りますね。。。

本題:英語のハノンについて:何がすごいのか&使い方

さて、従来の英文法学習をケチョンケチョンに貶したところで、じゃあ英語のハノンがどうすごいかのレビューを、やっと本格的にはじめていきます。

英語のハノンのすごいトコロ①:解説が簡潔かつ分かりやすい。

でもまあこれは、従来の英文法の参考書でも分かりやすいモンはあるので、そういういみでは、英語のハノンの圧倒的な差別化ポイントかというと、そうでもないですね。。。。。

英語のハノンのすごいトコロ②:1つの文法事項に関して、用例がいっぱい

英語のハノンには、いっぱい例文があります。用例ごとに英語のシャワーを浴びたい僕もご満悦！！！

さて、 英語のハノン 、こっからが本番ですよ。

英語のハノンのすごいトコロ ③:圧倒的な量の音源&口頭ドリル

まじで圧倒的な量です。10時間分くらいあるんじゃないかな？

しかも、英語のハノンの音源の内容は、「パターンプラクティス」と呼ばれる、学習者にヘンに遠慮することない、容赦ない口頭でのドリルなんですよ。

どんなのかというと、ザッックリこんなかんじです。

・I am fine.

You!

・You are fine.

Question!

・Are you fine?

How!

・How are you?

これ、文字で書かれると簡単そうですよね？

確かにそうなんです。書き換えドリルとしてみれば、 英語のハノンはそんな難しいことをやってるわけではないんです。

でも、視覚情報を完全に絶って、音源だけでこれが100%できるかっていう話なんですよ。しかも、遠慮なしのスピードのネイティブの音源に合わせて！

この容赦ない質、量のドリルのおかげで、英語のハノンを使って学習すれば、文法のわかっているのにその文法事項が使えるようにはなんないという、悲しき頭でっかちモンスターには、ならなくて済むはずです。

英語のハノンのすごいトコロ④:音源タダ！！！

なんと

まさかの

音源タダ！！！！！

以下の特設ページから、いつでもだれでも、なんなら英語のハノンの本冊を買ってなくても

音源をフリーでダウンロードOK！！！

英語のハノン特設ページ

世が世なら、この音源だけで数万円かかっててもおかしくないですよ。。。。

英語のハノン :使い方(やり方)は？

英語のハノン、使い方もシンプルでいいですよ。

著者の横山先生がtwitterで述べている通り、「1日1ドリルずつゆっくりと毎日仕上げる」がたぶん最良です。毎日コツコツ地道に。

使い方、つまり、やらなきゃいけないことが明確なので、挫折しづらいというのも、英語のハノンのとてもいいポイントかなと思います！

これは持論なんですが、学習者の8割は学習書の使い方がおかしいんですよ。でも、英語のハノンは、目の前のドリルをゆっくり仕上げていけばそれでいいんで、使い方を間違えようがないんですよね。それがメチャクチャ素晴らしいんです。

(※張り切って１日10ドリルとかやろうとすると一瞬で挫折するので気を付けましょう。それほど負荷の高いドリルです。)

英語のハノン:あえて欠点を挙げるなら...?

まあひねくれものなので、あえて英語のハノンの欠点もあげてみます。

欠点一覧

①「初級」だけでは文法事項が網羅されていない

まあでもこれは「はじめて」や「中級」、さらには「上級」も予定されているようなので、時が来れば解決するはずです。

ただ、例えば、いますぐ大学受験に向けて英語のハノンをメインで使おうとするってのは、全く扱われてない文法事項があるから、難しいですね。。。。

②白黒で遊びのない紙面

別に僕は気にしないんですが、勉強に慣れてない高校生あたりからすると、英語のハノンは、やや抵抗感のある紙面なのかもしれません。

③時間のかかる教材なので「来月すぐに結果が欲しい」みたいなのには繋がらない

英語のハノンは、良くも悪くも付け焼き刃じゃない真の実力をつけさせる教材です。

つまり、目の前にある試験がTOEICや英検のような、付け焼き刃でも点数が上がるものなら、そっちの対策を徹底的にやる方が、ひょっとすると、英語のハノンをやるよりも、点数は上がるかもしれませんね。。。

英語のハノン:まとめ!

①わかりやすい文法説明！

②圧倒的な量の口頭ドリルで絶対に「身につく」ようになっているし、使い方に迷わない！

③現状、全文法事項が網羅されているわけではないので、注意！

以上、 英語のハノンに関してでした。参考にしてください！

合わせて読みたい記事①
英語のハノン中級の違った角度からの分析
&「なぜバズったのか」分析

合わせて読みたい記事②
俺の魂を込めた上級へのコラム
&『フレーズ編』に関して

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