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【レビュー】『超英文解釈マニュアル』-迷える指導者&学習者へ

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さて、参考書レビューシリーズですが


前々回はDUO3.0



前回はポレポレ



こう来たら!!

今回は「超・英文解釈マニュアル」についてレビューしていこうと思います!!!




お、おう。みたいなムードになってそうなのが、執筆時点で伝わってきますね。


いや、これ、もう20年以上前の本なんですが、いまだにホントにマジで革命的なんですよ。


どう革命的かっていいますと、英単語の暗記以外に英語の勉強ができないで偏差値40くらいで止まってしまう民って、たぶん皆さんの同級生にいたorいるじゃないですか。


そういう連中に、ありとあらゆる英文法をスキップして、無理やり「英文解釈」の概念を叩き込むことができるんですよ。


幸か不幸か、今の共通テストって、読めれば解ける、つまり、「英文解釈」の概念と語彙だけ身に着ければ、それなりに高得点が狙えるテストじゃないっすか。



ですので、「超英文解釈マニュアル」は


・ちょうどこの記事を執筆している10月下旬くらいで、もう打つ手がない高3


・↑みたいな連中を抱えてしまった、塾講師&英語教員



にとって、最大の救世主になれるポテンシャルを秘めた一冊です!!!

ぼく

この記事を読んでいるあなたの生徒を、もしくはあなた自身を救うために、一読してみてほしい。心からの願いです。

んで、超英文解釈マニュアルとやら、どんなノリ&使い方なん???

まあ、堅苦しい説明抜きで、どんなノリなのか、具体例から説明していきましょうや。


👇こんなノリです👇


①主語を見つけて「は」をつけろ!!!


②主語の前には、主語にならない「イントロ」があるぞ!!!


③イントロの目印は、以下のn個だ!



1.前置詞
2.
(著作権尊重)
3.(著作権尊重)



はい、英語できるマンからすると、「いやそれ何が革命的やねん?????」って感じですよね。


いいでしょう。以下の見出しから説明していきます。

超英文解釈マニュアルが革命である理由:①日本語文法/英文解釈をする意味から教えてくれる

そうなんですよ。


巷にあふれる英文解釈本は、「SVOCの取り方」は当然教えてくれます。


ただ、「そもそもS(主語)ってなんやねん?」「Sを把握したらどんないいことがあんねん?」ってところからは教えてくれないんですね。


「超英文解釈マニュアル」は、明朗快活な文章で、「主語を見つけられると『は』が付けられる。」「日本語は『てにをは(助詞)』で文章を認識する言語である。」「だからSVOCを見つける作業(=「てにをは」をつける作業)は大切!」
ということを、これでもかとページを割いて解説してくれています!


私もボチボチ指導者やって年月が経つんですが、最近の若者、「主語」って用語や、「てにをは」のレベルから国文法がマジで弱いです。


んで、これは私の失敗談なんですが、こういう層に「肘井読解」とか「英文解釈の技術シリーズ」とかみたいな、フツーの英文解釈本をあげると、「SVOCは取れるのに最終的にそれをガン無視したお気持ちフィーリング和訳を作り出す、悲しきモンスター」が誕生するんですよね。。。


(※これらの本の名誉のために書いておくと、「主語には『は』をつける」みたいなのは、よーく読めばちゃーんと書いてあります。でも、モンスター資質を有す若者に、「よーく読むこと」なんか期待してはいけない。)


そうなんですよ、「超英文解釈マニュアル」を一冊挟むだけで、こういうモンスターが生まれなくなるんですよ。



僕が知ってる限りで、この手のモンスター層(※実際は多数派だと思います)を明確に救うために書かれた英文解釈本は、「超英文解釈マニュアル」と、最近出た、明らかに「超英文解釈マニュアル」を意識して書かれている、「英文読解入門10題ドリル」だけですね....!

ぼく

勉強自体はやってるのに勉強法がバグってるせいで実力がつかない人のことを、僕は「悲しきモンスター」と呼んでいます。たびたび出てくる用語になると思います。覚えてね。


超英文解釈マニュアルが革命である理由:②文法用語の使い方


さっき、 主語の前には、主語にならない「イントロ」があるぞ!!! ってノリだって書いたじゃないっすか。


まあ、これ、ちゃんとした日本語で書くと「文頭の副詞(節/句)」って文言になりますよね。


あれなんすよね、「超英文解釈マニュアル」では、意識して、 「文頭の副詞(節/句)」 のような、固い文法用語を排除してるんすよ。


でも、「前置詞」とか「接続詞」みたいな、さすがに「それはぜったい拾わんと解釈やる上でどうにもならんわ....」って文法用語は、むしろ徹底的に1つの項目として扱うっていう。


このへんのバランス感覚が、めっちゃいいんですよ。


結果として、最初の段落に書いた通り、 ありとあらゆる前提をスキップして、無理やり「英文解釈」の概念を叩き込むことができる、20年前に書かれたとは思えない、現代の若者を救う参考書として仕上がってます....!

超英文解釈マニュアルが革命である理由:③徹底したパターン化

「ノリ」を再掲しますね。



👇こんなノリです👇


①主語を見つけて「は」をつけろ!!!


②主語の前には、主語にならない「イントロ」があるぞ!!!


③イントロの目印は、以下のn個だ!



1.前置詞
2.
(著作権尊重)
3.(著作権尊重)





ホントこのノリ、めっちゃいいんですよ。どういいかっていうと、この段落の見出しの副題からもわかると思うんですが、「文が前置詞から始まっていたらこうしろ!!!!」とか「SのあとにまたSVがあったらこうしろ!!!!」みたいな感じで、本来高度な知的作業であるところの英文解釈を、ある意味では思考停止でできる形にまで落とし込んでくれてるんですよね。


もちろん、ちゃんと考えられる人間には、こんなパターン化はいりません。「英語リーディング教本」や伊藤和夫が読めるなら、そっちの方が厳密かつ正確に読めるでしょう(リー教や和夫ッチもパターン化っちゃパターン化ですが、それはさておく)。


でも、綺麗ゴト抜きで、残念ながら「思考できない学習者」っているじゃないですか。。しかし、そういう層を見たときに、指導者としては、あきらめるわけにはいかないっすよね。。その両者を救うべく、徹底的なパターン化で「英文解釈」を行ってくれる、神の一冊です。。。!

超英文解釈マニュアル、悪いトコロ

さて、今までさんざんベタ褒めしましたが、悪いトコロも明確にあります。


両論併記がモットーのこのブログですので、そこんトコロもちゃーんと書いていきましょう。

悪いトコロ①:従属節の構造が書かれていなかったりと明らかに説明を放棄している場合アリ

真面目やんけ!!!って感じな指摘ですね(まあ、このブログはいつでも真面目ですが)


そうなんすよね、割と


ってノリで、ハナっから説明を放棄しているところが多いです。


実は2周、3周と進めていくなかで、説明放棄してるように見えるところも、だんだんと分かっていくって作りになっているんですが、一周目から細かいことが気になっちゃう的な人には、向いてないのかもしれないですね....!
(まあ、細かいこと気にする能力があるなら、フツーにフツーの英文解釈本やりゃいいんですが....)

悪いトコロ②:ノリ

さっき良いトコロがノリだって言ったやんけって話なんですが、お許しを。


そうなんすよね、ノリが不真面目なのはともかく


・他の参考書や指導者を下げる(例:分厚い文法の参考書はもういらない!!!!学校の先生は教えてくれない!!!!)


っていう文言が多いです。


まあ、こんな逆張り英語ブログ見てくれてる人なら大丈夫だと思うんですが、清廉潔白系な現役受験生にとっては、「こんな本無理です!!!!」ってなってもおかしくないっすね。。。。


(※たぶん、そーいう人にはやっぱ「英文読解入門10題ドリル」がいいです。コンセプトは同じだけど、ノリがいい意味で無味乾燥なんで。)

超英文解釈マニュアル:まとめ

①どうにも打つ手がない受験生に「英文解釈」の概念をぶち込む、指導者にとってさえ救世主となりうる本!!!!


②ただ、「ノリ」が超独特。注意!



以上です!




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