みなさんはじめまして。
陰glish BLOGです。
どんな人間なのかは
以下のスペックをご覧ください。
[スペック]
・アラサー
・無職
・英検1級/TOEIC990
・元学校教員/元塾講師
・海外経験一切ゼロ。パスポート持ったこともない。
・友達はもちろん少ない。
要するに、英語ができる日陰者です。よろしければ、Twitterもフォローお願いします。
今回は、タイトル通りなんですが、とりあえず、何が何でも、「履歴書に書けるいい感じのTOEICの点数が欲しい!!!」という方に向けて、コピペ自己紹介にある通り
・海外経験ゼロの完全国内独学
・大学3年でTOEIC925→その後英検1級
の経歴を持つ僕が考える、中学レベルから英語を始めて最短でTOEICで800点にたどり着く勉強法を書いてみようと思います。
(※ホントの初学者を想定しています。大学受験ソコソコ頑張った人とかは、あんま参考にならないかと思いますが、ご承知おきください。)
ちなみに、「英語力ゼロ」じゃなくて「英語力1」なのは、ホントにゼロな人間なんかこの世にいないからです。「ゼロ」なんかも英語ですし。。。。
また、書いてある通りにやっていった際の効果は、保証できるものでもないので、そこのところよろしくです。
Contents
その①中学内容を固めよ!(所要時間:1ヶ月)
はい。まずは、中学内容を確実に固めましょう。所要時間は、1日3時間ほど時間をかけて、1ヶ月というところでしょうか。
完成目安は『中学ひとつひとつ...』は「全問題が口頭で一瞬で答えられる。」ってレベルですね。(※ちなみに、口頭で勉強した方が絶対にいいです。ちんたら書くより、そっちの方がこなせる問題集が圧倒的に多いうえに、瞬発力も鍛えられるので。)
『中学システム英単語』は「全例文がシャドーイングする気になればできる」ってレベルかなと思います。
さて、こっからはボヤキなのですが、Twitterの英語界隈を見ていると、「現状のTOEICの点数はあまり高くないけれど、頑張って勉強している人」が、この辺の内容が怪しいまま、TOEICの公式問題集に挑んで玉砕する、みたいな光景をよく見ます。。。
でも、冷静に考えてみてほしいんですよね。TOEIC800点取れる人をイメージしてみてください。
そういう人たちが、副詞と形容詞の違いが実は怪しかったり、関係代名詞の例文を作れなかったり、後置修飾って何?みたいな状態だったり、みたいなことって、ほとんどないと思うんですよ。じゃあ、そこから素直にやり直した方が、その層に仲間入りできる確率、高いんじゃないですか?
さらに言うと、「TOEIC用参考書」は、中学基礎レベルは前提知識として書かれたものがほとんどです。
ですので、「中学基礎レベル」が怪しいまま、「TOEIC用参考書」をやっても、勉強しても「答えを覚えているだけ」で、何も身になっていないという事態が発生しがちです。
伸び悩んでいる人こそ、まずは、「直接的にTOEICに繋がる勉強」ではないにせよ、この辺りからやってほしいかな、と思います。
その②高校入門レベルの英文法を「わかる」ようにせよ。(所要時間:2週間)
続きましては、引き続き質実剛健に、「高校初歩レベル」の英文法を固めに行きます。
個人的におススメなのは『大岩のいちばんはじめの英文法』ですね。記述の読みやすさ、わかりやすさ、正確性のバランスが、一番いい高校英文法入門レベルの参考書かなと思います。
ただ、これに関しては、『中学ひとつひとつ』と違って、問題部分が4択で甘えが出やすいのが難点です。
ですので、自分に厳しく、「全見出しを自分で説明できるように」勉強しましょう。
どういうことかっていいますと、「仮定法過去」のセクションなら「仮定法過去」について授業をできるように、「関係副詞」のセクションなら「関係副詞」について授業できるように、と勉強してくださいってことです。授業できるやつで「わかっていない奴」はいません。
TOEIC対策ですが、TOEICの本はまだ出てきません。TOEICって英語の試験ですよね?じゃあ、1から学ぶ学習者は、「英語の勉強」をまずはやっていくべき。基礎がないまま、800点なんて取る裏ワザはない。そう思うからです。
その③前から英文を読めるようになれ!(所要時間:2週間)
ご存じの通り、TOEICはスピードがメチャクチャ大切な試験です。ですので、「英文を前から読み取っていく力」を養う必要が出てきます。
それを最短で養えるのが『超・英文解釈マニュアル』かなと思います。2週間もあれば終わるでしょう。
『超・英文解釈マニュアル』の詳細は、昔自分で書いた記事があるので、そちらに任せますね。
【レビュー】『超英文解釈マニュアル』-迷える指導者&学習者へ
20年以上前に出ながらも、令和の時代にも輝きを放つ「超英文解釈マニュアル」!その魅力を徹底解説!
その④多聴&多読&TOEIC用語彙を固める!(所要時間:2か月)
さて、ここまでで、「英語をやるなら最低限身につけなければいけない基礎」が身に付き、やっと『TOEIC対策』が始まるかな、という感じです。ここまでの学習で身に着けた知識を、TOEIC用にさらに特化させていく、ってフェーズですね。
あらためて、TOEICの特徴を挙げておきましょう。
①リスニングの配点が半分を占めている
→多聴が絶対に必須。
②リーディングが圧倒的な物量作戦
→多読も絶対に必須。
③「ビジネス英語」に偏っている
→それに合わせてボキャビルすべし。
というものが挙げられます。それを一気に可能にするのが「金のセンテンス」です。中身をちらっと見てみましょう。
はい。見ればわかりますね。例文があり、その中に、TOEICに必用な語彙がメチャクチャ詰め込まれているという参考書です。これをもう狂ったように聞いて読んで覚えまくることにより、多聴・多読・ボキャビルの3つを、一気に済ませてしまえ!!!という作戦です。
具体的にこれをどう使うべきかというと
①まずは例文を無視して、純粋な単語帳として覚える。
② ①が仕上がり次第狂ったように音読とシャドーイングをしまくる。
という学習の流れがおすすめです。完成目安は、「全英文シャドーイングできるくらい」でしょうか。ここに2か月は軽く見ておいた方がいいと思います。
ちなみに、「TOEICのためだけ!!!」な人はともかく、そうでない人は、我流で音読すると発音がぐちゃぐちゃになるので、同時に発音矯正もやっておきましょう。オススメはこれ。
その⑤「TOEICの文法&語彙問題」対策をする。(所要時間:2か月[④と並行])
④が「全英文のシャドーイングはまだ難しいけど、語彙は大丈夫かな...」というタイミングで、並行して、TOEIC形式の文法・語彙問題対策を始めます。
ただ、これはぶっちゃけ、とりあえず定番の『でる1000』を置いておきますが、ソコソコ売れていて、ソコソコ問題数がある教材なら、何でもいいと思います。本屋でフィーリングで選んでみましょう。
『金のセンテンス』のシャドーイングができるようになる、というタイミングに合わせてこれも終わると、良いのかなと思います。
何を使うかというところよりも、「どう勉強するか」に拘ってくださいね。文法問題あるあるとして、「答え覚えているだけで実質的に何にも勉強してない」ということがありがちです。「根拠を説明できるように」を意識してください。
その⑥公式問題集を解きまくる(所要時間:2ヶ月)
ここまで来て、やっと本格的な問題演習が始まります。
『公式問題集①~⑧』に関して、時間を計って解いた後、リスニング音源を、すべて聞き取れるようにする&リーディングセクションの英文をすべてスラスラ読めるようにするというのを、やっていきましょう。
なぜ『公式問題集』かというと、リスニングが本番と同じナレーターな可能性もあるからそれに慣れる、という側面も大きいのですが、「みんなやってるから」というのが一番大きいです。
以下、「みんなやっているから理論」のロジックです。
①『公式問題集』は、一番シェアのでかい教材。
②そこに載っている知識は、他受験者が知っている可能性が高い。
③『自分だけ知らない』という状態は、他受験者に著しく後れを取る。
少し話題が逸れるのですが、受験生が単語帳とかネクステとかやっておいた方がいい理由も、これだと思っています。
さて、以上をしっかりとこなしていけば、公式7とか公式8にたどり着くことには、TOEIC800点を取る実力は、もうついているのではないかと思います。これでゴール、というところですね。
なお、その後に、900を狙いたくなったとしても、あとは様々な問題集を一冊ずつ潰していけば、自然にたどり着く日が来るかなと思います。
一番言いたかったコト
さて、ここからが、この記事で自分が一番伝えたかったことです。こう思った方はいないでしょうか。
クソ時間かかるやんけ!!
正攻法やんけ!!!!
はい。間違いないです。超正攻法です。また、「最短」と言いつつ、半年はかかるかな、という感じです。
なぜかといいますと、TOEICが英語の試験である限り、英語力そのものを上げる過程はどうしてもスキップできないからです。
最近、巷には、胡散臭い「裏ワザ」が出回っていますね。それこそ、最短でホニャララ、とか、努力しないでホニャララ、みたいな。
そのような甘い言葉をかけてくる人間は、全員詐欺師と思っておくといいかなと思います。詐欺師は、甘い言葉であなたを騙してきます。そして、そんな輩についていくと、英語力はつかないまま、金だけむしり取られるのがオチだと思います。
少なくとも、私が思いつく「最短」はこれです。このくらいの努力は、必須だと思います。
少しでも多くの人が、詐欺師ではなく、この内容を信じてくれて、質実剛健かつ正攻法の勉強をしてくれることを願い、終わりとします。
合わせて読みたい記事
記事中に出てきた、他の記事たち
【レビュー】英語のハノン 初級 紹介&使い方/やり方 -文法学習革命!
『 英語のハノン 』のレビュー。つまり、概要と使い方を、英検1級陰キャが紹介。ぶっちゃけ最強の英文法の参考書。あとはどれだけ広まるか。。。。
【レビュー】英語のハノン 中級【「文法書」としても神本】
遂に発売しました、『英語のハノン 中級』。「難易度は超上がったけど、でも初級とおんなじ使い方でOKの神本!!!」みたいなことを書いてもしょうがない。あえて、文法説明にフォーカスした、逆張りレビュー。
【レビュー】『超英文解釈マニュアル』-迷える指導者&学習者へ
20年以上前に出ながらも、令和の時代にも輝きを放つ「超英文解釈マニュアル」!その魅力を徹底解説!