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【必要ない!?】「英文法」概念を再考する【いらない!?】

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ぼく

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今回は、かたやメチャクチャ嫌われていたりかたや礼賛されていたりする「英文法」に関してなぜ「英文法」に関しての論争が常に絶えないのかを


・そもそも「英文法」という日本語は何を意味するのか


というところから再考していこうと思います。

ぼく

それでは、やっていきましょう。


「英文法」の意味を考える:①Grammarの意味チェック

はじめに、「英文法」という用語が、本来どういう意味であるべきなのかを確かめましょう。


そのために、「文法」の英訳である"Grammar"の意味を調べてみます。

the rules by which words change their forms and are combined into sentences, or the study or use of these rules
(ロングマン英英辞典より)



「語句が、形を変えたり、文中に取り込まれたりする際に用いられる規則。また、それら規則の研究または利用。」とでも訳しましょうか。


はい。(studyのくだりはともかく)この定義に従うとしたら、「三単現のs」を付けることも、なんなら、"a flower beautiful"ではなく、"a beautiful flower"と表現することも、「Grammar」には含まれていることになるはずですね。


そう考えると、「英語学習にGrammarをやることは不要」という話は完全に不合理なものとなってきます。


でしたら、考えるべき結論は1つ。


「英文法」という用語は、"Grammar"の和訳ではない、日本独自の意味を持ってしまった。』ということです。

そのことを確かめるために、「英文法なんかなくてもいい派」の人々の発言をTwitterやGoogleから引っ張り出してきて、その内容の要約をしてみます。

ぼく

アカデミアだとちゃんと引用元を記さないとですが、ここはただのブログなので、それは許してね。



・「英文法なんかなくても英語はできる。」


・「英文法ばっかりやってるから日本の英語教育(or受験英語)はダメ」


まあ、大体こんなんに終始してますよね。


このような言及からも、「英文法」の意味が 「語句が、形を変えたり、文中に取り込まれたりする際に用いられる規則...」という、"Grammar"の意味から離れていってしまっていることは明らかです。


だって、"Grammar"がいらないとしたら、"She love he."なんてのも許容されることになってしまいすからね。さすがに「英文法」不要論者の方々も、She love he.は許容しないでしょう。

ぼく

次の段落から「英文法」の意味を本格的に探っていきます。



「英文法」の意味を考える:②「英文法の勉強」とは何なのか

じゃあ、「英文法」ってどんな意味になっちゃってるのかって話ですよね。


これはもう、ソース無しで問答無用で断言するのですが、「英文法の勉強」というと、こういうのをイメージする学習者がほとんどなのではないでしょうか?


If it is sunny tomorrow, I ( 1 ) shopping.
①go ②will go ③went ④goes

ぼく

まあ、ぶっちゃけると僕は、こういうやつが「英文法の勉強」になっているせいで、「英文法」のイメージがおかしくなってるんだと、そう思っています。



はい、上の「ぼく」が言う通りに、私は考えています。


こういう「ネ〇ステによくあるような、英文法の問題」があるから、みんな、このような「英文法の問題を解くための勉強」をしてるんじゃねえかなと思います。


そして、「英文法」という言葉自体が、こういう「 英文法の問題を解くための勉強 」と同一視されてしまっているのではないでしょうか?


そう考えると、いろいろつじつまが合うんですよ。


例えば


・「英文法ばっかりやってるから日本の英語教育(or受験英語)はダメ」


って文言ですね。これも


・「ネク〇テみたいな4択問題ばっかりやってるから日本の英語教育(or受験英語)はダメ」


と読み替えれば、筋の通らないこともない発言になってきます。


だって、「ネ〇ステ」をいくらやっても、英文法の「知識」の整理はできますが、よっぽどの応用力がある民以外は、英文を書けるようにも、聞けるようにもならないですもん。なんなら、読めるようになるかも怪しいです。(※「ネクステ」で読めるようになる人は、特殊な才能を持っているか、そうでなければ、だいたいその後に解釈や多読をすることで読めるようになっています。)


というか、教育者時代に、「〇クステと英単語」しかやらないで破滅してしまった学習者を、僕自身が何人も見てきています。。。


そういう「ネクス〇の被害者」な人間がでっかくなって、怨恨感情とともに、 「英文法ばっかりやってるから日本の英語教育(or受験英語)はダメ」 なんてことを言っている。


そう考えると筋が通るのではないでしょうか?

ぼく

ちょっと「ネクス〇」を悪く言い過ぎですね。一応弁解しておくと、入試に四択問題が出る以上、あの手の問題集は必要悪だとも思っています。諸悪の根源は、入試問題の形式です。。。


「英文法」の意味を考える:③するべき「英文法の勉強」

「語句が、形を変えたり、文中に取り込まれたりする際に用いられる規則...」というGrammar本来の定義に立ち返り、実用に耐えうるレベルまでその運用能力を鍛えることは、ほぼイコールで「英語運用力を向上させる勉強」となるはずです。


手前味噌で申し訳ないですが、それをやってくれている教材の記事を紹介しておきます。

「スピーキングのための英文法」を見事に実現した教材:英語のハノン



「読解のために『使う』英文法」に特化しきった教材:英語リーディング教本



ぼく

この辺りをやっておけば『語句が、形を変えたり、文中に取り込まれたりする際に用いられる規則...』の運用力、つまり英語力そのものを鍛える勉強ができる。そう思います。



まとめ

①英文法学習は、"Grammar"の意味に
立ち返るのであれば
むしろ英語学習そのものと言っていい。



②「英文法学習」の意味が
歪んでいるのは
ネクステ系のせいなのでは?


③まあ結局
『ハノン』とか『黄リー教』とか

"Grammar"を鍛える教材をやっときゃ
いいんだワ

ぼく

the rules by which words change their forms and are combined into sentences, or the study or use of these rulesを、忘れずに...!

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