みなさんはじめまして。
陰glish BLOGです。
どんな人間なのかは
以下のスペックをご覧ください。
[スペック]
・アラサー
・無職
・英検1級/TOEIC990
・元学校教員/元塾講師
・海外経験一切ゼロ。パスポート持ったこともない。
・友達はもちろん少ない。
要するに、英語ができる日陰者です。よろしければ、Twitterもフォローお願いします。
突然ですが、なんやかんやで、英語、いや、何もかもを習得するのにメチャクチャ大切なものがあります。
そして、今まで偉そうに教材レビューや勉強論を語ってはきましたが、ソレについて言及できていなかったという。。
何かって言いますと、シンプル。
「勉強時間」です。
というわけで、今回は、マジで私の持論なんですが「勉強時間」を増やすための心の持ち様に関して
「自称日本一意識の『低い』啓発」をご披露させていただければと思います。
以下、珍しく(?)特に理論的裏付けとかはない「主観」です。おおらかに見てあげてくださいね。
Contents
ツイッターの「意識高い」界隈を見てみると
揶揄に使われがちな言葉ですが、「意識高い」って言葉に、特に含みはありません。
いったん前提を語るために話が逸れるんですが、大見出しに書いてあるような界隈を覗いてみると、以下みたいなコトが書かれがちだと思うんですよ。
・朝活。4:00より開始。努力するのみ。
・希望を抱け。TOEICn点取れた自分をイメージせよ。それに向かって邁進するのみ。
・やって花開くか、クズのまま終わるか、それはあなた次第。
んでね、こーいう発信をする人たちに、同じくこーいう発信をしたり、こーういうのを美徳としたりする方々が集まって、キラキラと前向きに頑張らないと「いけない」ような空気が醸造されているっていう。
別に、非難の意図はホントにホントにないつもりです。こーいうノリでやれるなら、それでやりゃいいと思います。
でも、実際、「全員がそれをできますか?」っていう。少なくとも、私はできません。
もちろん、理性では、明日から5:00に起きて英語の勉強をしたら、英語力が爆伸びすることくらいは分かっています。
でも、やれないもんはやれないです。無理なもんは無理。
で、私は提言したいんですよ。
同じ文言を繰り返しますが 「やれないもんはやれない。無理なもんは無理。 」で、別に良くないですかって。
繰り返すけど「非難」したいわけではない
早起きして頑張る!!!
隙間時間は全部自己研鑽に使う。
将来に対するビジョンを明確にして、正の方向であれ負の方向であれモチベを燃やす。
こういうの、素晴らしいと思います。本心から。
社会規範と照らし合わせた時に、「正解」に近いといって差し支えない動きでしょう。
でも、そういうのじゃ、どうしても動けない人間もいる。
そして、「正解」じゃホントは動けないのに、変に真面目だから、自分を「正解」に寄せようと頑張る。
それによって、心身のバランスを崩し、さらに「正解」ムーブができなくなり、負の無限ループにハマって行く。
ハイ、かつての私自身です。今はこのループを打破しましたが。。。
だからこそ、n=1ながら、「正解」ムーブができない人間が、どう勉強に体を向けていくかっていうライフハックを、発信してみようと思いました。
結論:「やれること」をやる。
ハイ。いきなり結論です。めっちゃシンプルですね。
私は、「やりたくないこと」や「やれないこと」が無限にあります。そういう風に生まれてしまいました。
「やりたくないこと」「やれないこと」をやるのは、苦しい。それはそう。
そして、ある日気づいたんですね。
じゃあまあ、「やれること」をやれば、いいんじゃね?
ってことに。
具体例ベースが分かりやすいと思うんで、それを書いちゃいますね。
注意事項を書きます。行動の真似はしないでください。私と同じ効果がもたらされる保証はできません。考え方だけ拾ってもらえれば。
具体例1:「長文問題集」や「過去問演習」が嫌い
これは高校時代のムーブだったんで、「意識して」やってはなかったんですが。
まあ、自分でも理由はよくわからないんですが、「英語長文問題」とか「過去問をn年解く」みたいなムーブが、とにかく嫌いだったんですよ。
世間一般的に見たら「長文は1日1題」みたいなのが正しいであろうことは分かっている。
でも、嫌いなもんは嫌い、しょうがない。
まあじゃあ、ポレポレとDUO完璧にすりゃいいや~
そう、ある日気づいたんですね。
「DUOとポレポレ、こいつら完璧にすれば、俺、別に長文やらなくても何とかならね?」って。
というわけで、そう動く。解釈ならやれたし、好きだったんで。
DUOは通学に30分×2=1時間かかってたんで、復習用CDが、耳の穴にイヤホン突っ込んでおけば、ちょうど毎日1周できましたし。
結果。過去問演習0年だったセンター英語は180はありましたし、ICUも1年しか解いてないですが、無事に突破しました。
同じ精神で、英検1級長文も、過去問を特にやったことないのですが、解釈パワーで殴り倒して、本番で困った記憶は一切ありません。
(注:「英語指導者として」であれば、長文問題をちゃんと解けるようになったので、授業の予習とか、指導の参考にするためにイロイロ解くとかは、大学入ってからはちゃんとやってます。)
具体例2:「机に向かってノートと鉛筆で勉強する」のが嫌い
これ、受験生時代はまだ耐えられたんですよ。
でも、大学生とか社会人になってからは、「机に向かってノートと鉛筆で勉強する」が、謎に心理的ハードルがめちゃくちゃ高くなってしまい、どうしてもしんどくなってしまった。
大学生くらいはまだ罪悪感ありましたが、いまは胸を張って以下のように言えます。
じゃあ、やらなくてよくね?
そう。社会人4年目くらいで、完全にたどり着きました。
・「やれないことはやらなきゃいい」
・「やれることだけやりゃいい」
って思想にですね。
英語の勉強ベースで、もっと具体的なムーブを書いていくと
①解釈教材のSVOC()振りや和訳をエンピツで実際に書き出す
→「やったほうがいい」のは分かっているが、ノートと鉛筆でやろうとしてもできないもんはできないので、寝っ転がりながら、全部頭の中でやってしまう。
②英検1級のスピーチ原稿や英作文を書く
→「本番を想定するなら手書きでやるべき」だが、それをやろうとするとしんどくて勉強時間が皆無になるので、寝転がりながら、PC、なんならスマホで書く
ほかにも、無限にこんな感じの具体例はあるのですが、割愛します!
誤解なきように:「良くないムーブ」な自覚はある
長文演習ガン無視も、SVOC()振り頭の中でやっちゃうのも、手書きから逃げ続けるのも、「客観的に見て正しくないムーブ」であることは分かります。
生徒がやってたら、自分を棚に上げて「何回か」は止めると思います。
でも、こんくらいの「妥協」をしていかないと、私の勉強は間違いなく続かなかった。
しんどくて心をぶっ壊してたまであるかもしれないです。
心をぶっ壊して勉強時間がマジのゼロ、それどころか、日常生活に支障が出るくらいなら
「多少正しくなくても、続くことをやる」でいいと思うんですよ。
はっきり言っちゃえば、英語ってのに、メンタルを崩してまでやるほどの価値はないと思いますし(笑)
勉強時間を増やす方法の結論:やれることをやる
というわけで、結論です。
ワタシは、何かに向けて勉強するとき、自分の凹凸を鑑みながら、まず、以下のようなことに関して思考を巡らせます。
①目標に達するには
どのくらいの能力が必要か
②今の自分の能力を考えた時
埋めなきゃいけない
能力のギャップは何か
③[②]で見つけたギャップを
埋めるために
自分が「現実的にやれること」は
何か考え、それをやる。
「現実的にやれること」を優先しているので、ぶっちゃけ、最高効率じゃない場合もあると思います。
繰り返しますが、和訳は書き出した方がいいですよ。絶対。
長文問題集もやったほうがいいです。
でも、どうしてもめんどい。
というわけで、書き出したら続かないなら、脳内でやっちゃう。
長文問題集がめんどいなら、楽しくやれる解釈のほうの力でカバーする。
私は、最高効率じゃなくても、別にこれでよかったです。
取りに行った資格が取れなかったことはないですし、無理なくやれることしかやってないんで、ラクでしたし。
賛否両論あってしかるべきムーブだと思います。
でも『「やるべきこと」を意識するあまりに、メンタルぶっ壊して勉強時間ゼロになるよりは「やれること」をやった方がマシ』
これだけは断言できるし、社会的にも認められると思います。
やらないと死ぬんでもなければ、みなさん、規範に追われすぎずに「やれることを」勉強してみては、いかがですか?
そうやって、『「やれること」を積み重ねると、しんどくないまま、勉強時間が増えていくと思う』ってので、結論です。
あ、誤解あると大変なんで、最後に、以下の注だけ、よく読んでくださいね。
(※注:さすがに「わかりました!!!!やれる勉強をやります!!!」という発想の元
「単語を100回ノートに書き写す」とか「文法問題集を理屈抜きで答え覚えまくる」とかはやめてくださいね。
「勉強」じゃない「作業」はやっちゃダメですよ。
あくまで「目標に近づくために自分がやれること」をクレバーに考えるのが、大切。
怠惰にやっていくためにこそまず頭を動かしています。)
(※注2:「じゃあ俺も明日から解釈は頭の中でやっちゃおww」みたいなのも、頼むからやめてくださいね。
『私は』書き出すのがどうしてもめんどくさくて、かつ、頭の中でやっても、今のところさしたる問題は無い人間だったって話なので。。。
繰り返しますが「クレバーに、自分の能力の凹凸を分析したうえで、「やるべきこと」と「やれること」の共通領域を見出しましょう。)
余談:もし「英語の勉強」そのものが、どうしてもどうしても辛いなら
どう工夫しても、本当にメンタルに来るくらいにしんどいのであれば、それは、ためらいなく、ストップしましょう。
社会人や就活生はもちろん、受験生であってもです。
英語やらずに、将来を組み立てる方法、大学に行く手段、などなどは、ぶっちゃけ山ほどあるので、そういうのを探すべきです。
英語は人生を豊かにする道具。
逆に言うと、苦しめられるくらいなら、捨てていい。
「どうしてもやりたくないことは、やらずに、やれることをやる」
やれることを、やっていきましょう。